半製品
半製品とは、中間的製品として既に加工を終り現に貯蔵中のもので販売できる状態にあるものをいう。
(自製部分品)
自製部分品とは、製品又は半製品の組成部分として当該製品又は半製品に取り付けられる物品で当該企業の製作に係るものをいう。
なお、自製部分品の一部を直接販売に供する場合には、当該販売に供される自製部分品は、商品又は製品とすることができるものとする。
(参考:会社計算規則第74条第3項第1号リ、財務諸表等規則第15条第7号、同ガイドライン15-7)
仕訳例
(1) 半製品の完成
半製品が完成し入庫した。半製品の製造原価は3,000,000円であり、すべて仕掛品からの払出である。
借方 | 貸方 | ||
製品/半製品(注) | 3,000,000 | 仕掛品 | 3,000,000 |
(注) 半製品は製品の内訳科目としている。
(2) 半製品の販売
半製品を売却した。売却価額は1,000,000円+消費税80,000円=1,080,000円で対価は約束手形を受け取った。同売却した半製品の製造原価は700,000円である。
借方 | 貸方 | ||
受取手形 | 1,080,000 | 売上高 | 1,000,000 |
仮受消費税等 | 80,000 | ||
売上原価 | 700,000 | 製品/半製品 | 700,000 |