会計やさんのメモ帳 
 

リース債務

ファイナンス・リース取引の会計処理

(1) 「ファイナンス・リース取引」とは、リース契約に基づくリース期間の中途において当該契約を解除することができないリース取引又はこれに準ずるリース取引で、借手が、当該契約に基づき使用する物件(以下「リース物件」という。)からもたらされる経済的利益を実質的に享受することができ、かつ、当該リース物件の使用に伴って生じるコストを実質的に負担することとなるリース取引をいう。

(2) ファイナンス・リース取引については、通常の売買取引に係る方法に準じて会計処理を行う。

(3) リース取引開始日に、通常の売買取引に係る方法に準じた会計処理により、リース物件とこれに係る債務をリース資産及びリース債務として計上する。

(4) リース債務については、貸借対照表日後1年以内に支払の期限が到来するものは流動負債に属するものとし、貸借対照表日後1年を超えて支払の期限が到来するものは固定負債に属するものとする。

参考:リース取引に関する会計基準

 


仕訳例目次

1 所有権移転ファイナンス・リース取引の契約締結

(1) リース契約締結時の仕訳

(2) リース料の支払

2 所有権移転外リース契約の締結

(1) リース契約締結時の仕訳

(2) リース料の支払

 


仕訳例

1 所有権移転ファイナンス・リース取引の契約締結

(1) リース契約締結時の仕訳

リース物件の見積現金購入価額は、48,000千円+消費税2,400千円である。

リース取引開始日 X1年4月1日

リース料支払予定

 
回数返済日前月末元本返済合計元本分利息分月末元本
1X1. 4.3048,0001,00061238847,388
2X1. 5.3147,3881,00061638446,772
3X1. 6.3046,7721,00062237846,150
60X6. 3.311,9842,0001,98416
合計61,00048,00013,000

 

リース開始時(X1. 4. 1)

 
借方貸方
リース資産48,000,000リース債務(注1)48,000,000
仮払消費税等3,840,000預金/当座預金3,840,000

(注1)貸借対照表日後1年以内に支払の期限が到来するものは流動負債に属するものとし、貸借対照表日後1年を超えて支払の期限が到来するものは固定負債に属するものとする。

 

(2) リース料の支払

第1回支払日(X1. 4.30) 

 
借方貸方
リース債務612,000預金/当座預金1,000,000
支払利息及び割引料388,000  

 

以降も同様の処理をする。

第60回支払日(X6. 3.31)最終回の支払 

 
借方貸方
リース債務1,984,000預金/当座預金2,000,000
支払利息及び割引料16,000  

 


2 所有権移転外リース契約の締結

(1) リース契約締結時の仕訳

リース物件の見積現金購入価額は、48,000千円+消費税2,400千円である。

リース取引開始日 X1年4月1日

リース料支払予定

 
回数返済日前月末元本返済合計元本分利息分月末元本
1X1. 4.3048,0001,00063436647,366
2X1. 5.3147,3661,00063936146,727
3X1. 6.3046,7271,00064335746,084
60X6. 3.319921,0009928
合計60,00048,00012,000

 

リース開始時(X1. 4. 1)

 
借方貸方
リース資産48,000,000リース債務(注1)48,000,000
仮払消費税等3,840,000預金/当座預金3,840,000

(注1)貸借対照表日後1年以内に支払の期限が到来するものは流動負債に属するものとし、貸借対照表日後1年を超えて支払の期限が到来するものは固定負債に属するものとする。

 

(2) リース料の支払

第1回支払日(X1. 4.30)

 
借方貸方
リース債務634,000預金/当座預金1,000,000
支払利息及び割引料366,000  

 

以降も同様の処理をする。

第60回支払日(X6. 3.31)最終回の支払

 
借方貸方
リース債務992,000預金/当座預金1,000,000
支払利息及び割引料8,000  

 

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