工具器具及び備品
工具器具及び備品とは、耐用年数が1年以上の測定工具や検査工具、冶具、型、家具、事務機器、看板、金庫など、事業の用に供するために所有するものをいう。(減価償却資産の耐用年数等に関する省令に詳細の記載があります。)
なお、残存耐用年数が1年以下となったものも流動資産とせず、固定資産に含ませる。
仕訳例
(1) 測定工具の購入
事業に使用するため、測定工具を代金500,000円+消費税40,000円=540,000円で取得した。代金は小切手を振出して支払った。
借方 | 貸方 | ||
工具器具及び備品 | 500,000 | 預金/当座預金 | 540,000 |
仮払消費税等 | 40,000 |
(2) 金庫の購入
事務所に設置する金庫を代金300,000円+消費税24,000円=324,000円で取得し、銀行振込で支払った。
振込手数料は800円+消費税64円=864円 合計324,864円を当座預金から引き落とした。
借方 | 貸方 | ||
工具器具及び備品 | 300,000 | 預金/当座預金 | 324,864 |
仮払消費税等 | 24,000 | ||
諸雑費/銀行手数料 | 800 | ||
仮払消費税等 | 64 |
(3) 複写機の廃棄処分
複写機が陳腐化したので廃棄した。
当該複写機の取得価額は1,000,000円で、減価償却累計額は950,000円である。
借方 | 貸方 | ||
減価償却累計額 | 950,000 | 工具器具及び備品 | 1,000,000 |
固定資産除却損 | 50,000 |