機械及び装置
機械及び装置とは、機械及び装置並びにホイスト、コンベヤー、起重機等の搬送設備その他の附属設備など、事業(営業)の用に供するために所有するものをいう。(減価償却資産の耐用年数等に関する省令に詳細の記載があります。)
なお、残存耐用年数が1年以下となったものも流動資産とせず、固定資産に含ませる。
仕訳例
(1) 工作機械を設置
製造設備として、NC旋盤を購入し使用できる状況となったので検収した。価格は20,000,000円+消費税1,600,000円=21,600,000円であり、約束手形を振出して支払った。
借方 | 貸方 | ||
機械及び装置 | 20,000,000 | 設備関係支払手形(注) | 21,600,000 |
仮払消費税等 | 1,600,000 |
(注) ここで振出した約束手形は、通常の取引に基づいて発生した手形債務ではないので、設備関係支払手形の勘定科目で管理をしていく。
(2) 工作機械を売却
製造設備である工作機械を売却した。売却代1,000,000円+消費税80,000円=1,080,000円で、当座預金に入金した。
当該工作機械の取得価額は20,000,000円で減価償却累計額は10,500,000円である。
借方 | 貸方 | ||
預金/当座預金 | 1,080,000 | 機械及び装置 | 20,000,000 |
減価償却累計額 | 15,000,000 | 仮受消費税等 | 80,000 |
固定資産売却損 | 4,000,000 |
(3) 機械及び装置の売却
自工場の機械装置の一部を売却した。売却価額は1,080,000円で、約束手形を受領した。売却した機械装置の取得価額は4,000,000円、減価償却累計額は3,600,000円である。
借方 | 貸方 | ||
営業外受取手形 | 1,080,000 | 機械及び装置 | 4,000,000 |
減価償却累計額 | 3,600,000 | 仮受消費税等 | 80,000 |
固定資産売却益 | 600,000 |