会計やさんのメモ帳 
 

貸 付 金

貸付金とは、金銭等を貸し付けた場合に生ずる債権であって、返済期限が貸借対照日の翌日から起算して1年以内に到来するものをいう。(1年を超えるものは投資その他の資産(長期貸付金)に属する。)

当初の契約において長期貸付金とした債権であっても、貸借対照表日の翌日から起算して1年以内に返済期限が到来するものは流動資産の貸付金として表示する。

(参考:会社計算規則第74条第3項第1号レ、財務諸表等ガイドライン19 1)

 


仕訳例目次

(1) 貸付金の発生・回収

(2) 現先取引の開始・終了

(3) 長期貸付金から貸付金への振替

(4) 長期貸付金の回収

 


仕訳例

(1) 貸付金の発生・回収

元金20,000,000円、返済期限は6ヵ月後、利息は3か月毎前払の条件で取引先に貸付を実施した。貸付金元金20,000,000円から3ヵ月分の利息250,000円を差し引き、当座預金から19,750,000円を送金した。

 
借方貸方
貸付金20,000,000受取利息及び割引料250,000
  預金/当座預金19,750,000

貸付金元金20,000,000円が期日に返済され、当座預金に入金した。

 
借方貸方
預金/当座預金20,000,000貸付金20,000,000

 


(2) 現先取引の開始・終了

時価50,500,000円の国債を買付金額50,000,000円、売渡金額51,000,000円の契約で現先取引をすることとし、50,000,000円を当座預金から支払った。

 
借方貸方
貸付金(注1)50,000,000預金/当座預金50,000,000

(注1)現先取引とは、将来の特定日に特定の価格で売戻し又は買戻しをすることを定めた公社債等の買付又は売渡取引で、資金運用または資金調達の目的で行われる。資金運用目的で行うのが買現先といい、貸付金で処理し、資金調達目的で行われるのが売現先といい、借入金で処理する。

 

現先取引の期日が到来し、売渡金額51,000,000円が当座預金に入金した。

 
借方貸方
預金/当座預金51,000,000貸付金50,000,000
  受取利息及び割引料1,000,000

 


(3) 長期貸付金から貸付金への振替

長期貸付金のうち、貸借対照表日の翌日から起算して1年以内に返済期限が到来するものが20,000,000円ある。

 
借方貸方
貸付金(注1)20,000,000長期貸付金20,000,000

(注1)当初の契約において長期貸付金とした貸付金であっても、貸借対照表日の翌日から起算して1年以内に返済期限が到来するものは貸付金に振り替える。

 


(4) 長期貸付金の回収

長期貸付金の元金弁済額3,000,000円、利息450,000円、合計3,450,000円が当座預金に入金した。

 
借方貸方
預金/当座預金3,450,000貸付金(注1)3,000,000
  受取利息及び割引料450,000

(注1)長期貸付金の弁済でも、既に当期に弁済される分は貸付金に振替済みなので、貸付金の回収となる。

 

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